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京の組みひも 房紐 撚り紐 飾り紐

京くみひも
古代の縄文時代には、日常生活において簡単なくみひもが使われていました。
工芸くみひもは、奈良時代に唐の技術を学んだ結果 で、当時の遺品は法隆寺や正倉院に収蔵されてい ます。次の平安・鎌倉時代になると、意匠は優雅典麗なものになり、用途も服飾に付随する平緒や袖括 の緒、冠の緒、巻物、箱類、楽器、調度などに用いられる各種の紐と、その範囲はきわめて広くなりまし た。こうした伝統は室町時代になると、さらに茶道の興隆に伴って、仕覆の緒や掛軸の啄木などの需要 が多くなり、意匠も比較的渋いものとなりました。このように、近世まではくみひもの需要は、公家や武家 または社寺でしたが、桃山以後江戸時代には、それは庶民に広がり、その製作は非常に盛んになりまし た。江戸期には用途の上でも羽織紐や組帯、手提袋の緒、髪飾のひもなどが加わり、組み方もさらに多 様となり、さまざまな技巧をこらすようになりました。帯締の出現は江戸末期、和装の帯が現在の形にな ってからとされています。明治以降は、和装小物の帯締として使われはじめ、大正・昭和と世界に類の少 ない美しい製品の数々が作られてきました。一本一本の糸が綾をなす芸術品であり、また実用的なひも と言えます。基本的な組み方だけで約40種類、模様などのバリエーションを含めると3,000種類以上ある と言われています。
 京房ひも・撚ひも
京房ひも・撚ひもは、平安時代に貴族たちが室内調度品や身の回りの小物などに華麗な房飾りを施し、 雅びやかな装身具として、鎌倉時代には、武士たちの武具甲冑(かっちゅう)や刀の下げ緒に用いられま した。また、茶道具の飾りとして茶道にも取り入れられるようになりました。江戸時代には、各宗本山が 集まる京都で、仏具のくみひもや飾り房の専門店が数多く誕生しました。こうしてその技術とデザインが 発展し、やがて、町人文化の隆盛とともに、一般庶民たちの日用品としても愛用されるようなって、現在 に至ります。
房ひもと撚ひもの全国の7~8割が京都で生産されています。

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